救いがたいダメ男だ。東京・八王子の女子高生刺殺事件で、警視庁南大沢署に13日逮捕された無職の中田義雄容疑者(35)は、「彼女を殺して自分も死のうと思った」などと供述しているという。
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 中田は12日午後、八王子市の自宅で、交際していた神奈川県立高2年の桜井晴香さん(17)の胸や背中、首を包丁でメッタ刺しにして失血死させた。強烈な殺意だったようだ。何せ、包丁の刃が曲がっていた。

「中田は無職の上にギャンブルで借金をこさえ、『このままでは付き合っていけない。カネがないから無理だ』と思って無理心中を図ったものとみられています。18歳も年下の女のコに捨てられるのが嫌だったのでしょう」(捜査事情通)

 中田は晴香さんを殺害後、入水自殺しようと神奈川県平塚市へ向かったものの、結局、死に切れず、平塚署に出頭した。「罪を償おうと思い直した」と話しているらしいが、あまりに身勝手だ。

「中 田は数年前から八王子の自宅で妻子と父親の4人で暮らしていたんですが、妻子には1年半前に出ていかれている。父親は持病で入院中で、ひとり暮らしだっ た。晴香さんとは昨年7月に、彼女がアルバイトしていた神奈川県内の飲食店で知り合い、付き合い始めたようですが、当時はまだ中田も仕事をしていた。彼女 のバイト先に顔を出したり、ちょっといい店で2人で外食するなど彼女にいい格好をしていたんですが、最近はブラブラしていました」(捜査事情通=前出)

 中田の普段のいでたちはスキンヘッドにいかついサングラス。女子高生はなぜ、こんな無職男と付き合ったのか。なぜ、家まで行ったのか。見かけで“危なさ”はわかったろうに……。
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